「自分の知識やスキルを活かして、副業で収入を得たい」――そう考えている方にとって、Udemy講師はかなり魅力的な選択肢です。動画コースを一度作れば、あとは自動で販売され続けるストック型の収入が手に入ります。でも、「本当に稼げるの?」「何から始めればいいの?」と疑問に思う方も多いはず。
この記事では、Udemy講師の始め方から具体的な収入の目安、コース設計のコツまでを詳しく解説していきます。これからUdemy講師デビューを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

Udemyとは?講師として稼げる仕組みを解説
Udemyは、世界で8,000万人以上の受講者を持つオンライン学習プラットフォームです。個人が動画コースを作成・販売でき、受講者が購入するたびにロイヤリティ(報酬)が発生します。
Udemyの報酬率はどれくらい?
報酬の仕組みはシンプルです。
- 講師自身のプロモーションで売れた場合:売上の97%が講師の取り分(Udemyは3%のみ)
- Udemyのプラットフォーム経由で売れた場合:売上の37%が講師の取り分
つまり、自分のSNSやブログから受講者を集められれば、ほぼ全額が手元に残るということです。一方、Udemyの検索やセール経由の場合はプラットフォーム側の取り分が大きくなりますが、その分Udemy側が集客を担ってくれるので、無名の講師でもコースが売れる可能性があるのは大きなメリットです。
セール時の新規受講生あたりの平均売上は約1,300円〜1,800円の37%で、1件あたり約480円〜670円が報酬の目安になります。月に100件売れれば月収5万円〜7万円ほど。コースの本数が増えれば収入もどんどん積み上がっていきます。
講座の構成や教え方の組み立てを学びたい方は、オンライン講座の作り方をまとめた本を参考にする方法もあります。
Udemy講師の始め方|5つのステップ
「動画なんて作ったことない…」という方でも大丈夫。Udemyには講師向けの無料リソースも充実しているので、順を追って進めていきましょう。
ステップ1:Udemyの講師アカウントを作成する
Udemy公式の講師ページにアクセスし、アカウントを作成します。既存のUdemyアカウントがあれば、そのまま講師登録が可能です。登録は完全無料で、本人確認書類なども不要です。
ステップ2:コースのテーマを決める
売れるコースを作るには、テーマ選びが重要です。ポイントは以下の3つ。
- 需要があるジャンルを選ぶ(プログラミング、Excel、デザイン、ビジネススキル、語学など)
- 自分が実務経験や知識を持っている分野にする
- 競合コースの内容・レビューをリサーチし、差別化ポイントを見つける
ステップ3:コースのカリキュラムを設計する
1つのコースは通常2〜5時間程度の動画で構成されます。セクション(章)ごとに分け、各レクチャー(動画)は5〜15分が理想的です。受講者が飽きずに学べるように、実践ワークやクイズを挟むのも効果的です。
ステップ4:動画を撮影・編集する
高価な機材は不要です。最低限必要なものは以下のとおり。
- PC(画面収録用)
- マイク(USB接続のコンデンサーマイクがおすすめ)
- 画面収録ソフト(OBS Studio:無料、またはCamtasiaなど)
- スライド作成ソフト(PowerPoint、Canvaなど)
Udemyでは音質が特に重視されるため、マイクには投資する価値があります。3,000円〜5,000円程度のUSBマイクでも十分なクオリティが出せます。

ステップ5:コースを公開・審査に出す
動画をアップロードし、コースのタイトル・説明文・価格を設定したら審査に提出します。Udemyの品質審査チームが内容をチェックし、通常2〜3営業日程度で審査結果が届きます。修正点があれば対応して再提出すれば問題ありません。
Udemy講師のリアルな収入事例
「実際いくら稼げるの?」という疑問に答えるため、公開されている収入事例を紹介します。
初心者の場合
初めてのコースは、最初の数か月で数千円〜1万円程度になるケースが多いです。ベストセラー講師でも、初コースの売上は1年以上かけて約2万円(165ドル)だったという報告もあります。最初のコースで大きく稼ごうとするよりも、まず1本出すことを目標にするのが大切です。
コースを増やした場合
コースの本数を増やすことで収入は加速度的に伸びていきます。あるベストセラー講師は、特定の1コースだけで150万円以上(1万ドル超)の利益を生んでいるという事例もあります。「1コースではなく、10〜100コース作る気持ちで始める」のが成功のコツとされています。
売れやすいジャンルは?
プログラミング、Excel・スプレッドシート、会計・簿記、英語・語学、デザインツール(Photoshop、Illustratorなど)、ビジネススキル全般は、安定して売れやすいジャンルです。特にビジネスパーソンが学びたいと思うスキル系のコースは需要が高いです。
趣味系のジャンル(楽器演奏、料理など)は需要が限定的になりやすいです。副業として稼ぐことが目的なら、ビジネス・テクノロジー系のジャンルから始めるのが無難です。
Udemy講師として稼ぐための5つのコツ
コツ1:コースのテーマを絞り込む
「Pythonプログラミング入門」よりも「Python×データ分析|Pandasを使った実務データ処理」のように、対象者とゴールを具体的にしたほうが刺さりやすいです。競合が多いジャンルでも、切り口を変えれば十分に差別化できます。
コツ2:プレビュー動画にこだわる
受講者がコースを購入するかどうかを決める重要な要素が「無料プレビュー動画」です。コースの概要、学べること、講師の雰囲気が伝わる2〜3分程度の動画を丁寧に作りましょう。
コツ3:受講者のレビューに丁寧に対応する
高評価レビューが増えると、Udemy内の検索順位が上がり、さらに売れやすくなります。質問への回答やフィードバックへの返信は迅速に行いましょう。
コツ4:自分のチャネルで集客する
ブログ、SNS、YouTubeなど自分のメディアからUdemyへ送客すると、報酬率が97%に跳ね上がります。講師クーポンを発行して自分経由で販売する仕組みを作るのが重要です。
コツ5:定期的にコースをアップデートする
古くなった情報を放置すると評価が下がります。年に1〜2回、内容を見直してレクチャーの追加や更新を行いましょう。継続的にメンテナンスされているコースはUdemy側からも評価されやすいです。

Udemy講師を始める際の注意点
セール時の価格設定に注意
Udemyでは定期的にセールが開催され、コースの販売価格が大幅に割引されます。定価19,800円のコースが1,200円〜1,800円で販売されることも珍しくありません。これはUdemyの集客戦略の一環であり、講師側がコントロールしにくい部分です。
ただし、セールによって受講者数は大幅に増えるため、レビュー獲得やブランディングの面ではプラスに働きます。「薄利多売」をうまく活用するのがUdemy講師の稼ぎ方です。
返金制度がある
Udemyには30日間の返金保証があり、受講者が満足しなかった場合は返金が発生します。返金された分は報酬から差し引かれるため、コースの品質を高く保つことが最終的な収入アップにつながります。
確定申告を忘れずに
Udemyからの報酬は「雑所得」として確定申告が必要です。副業の年間所得が20万円を超える場合は申告義務があるため、収入と経費の記録はしっかり残しておきましょう。マイク、照明、ソフトウェアの費用などは経費として計上できます。
照明を用意する場合は、デスクに置けるリングライトがあると、プレビュー動画などで顔を映すときも明るく撮影できます。
Udemy講師に向いている人の特徴
以下のような方はUdemy講師に向いています。
- 人に教えるのが好きな方
- 特定分野の実務経験や専門知識がある方
- ストック型の収入を築きたい方
- 顔出しなしで副業したい方(スクリーンキャスト形式でOK)
- すぐに大きく稼ぐよりも、じっくり資産を積み上げたい方
逆に、「今すぐ現金が必要」「動画編集や話すことに抵抗がある」という方にはあまり向いていないかもしれません。
よくある質問(Q&A)
Q:Udemy講師になるのにお金はかかる?
A:講師登録は完全無料です。必要な費用はマイク(3,000〜5,000円程度)と画面収録ソフト(無料のOBS Studioで十分)くらい。初期投資は1万円以下で始められます。
Q:英語ができなくても大丈夫?
A:はい。日本語コースも多数あり、日本語圏のマーケットだけでも十分に収益化できます。ただし、英語コースのほうが市場規模は大きいため、英語が得意な方は英語コースにもチャレンジすると可能性が広がります。
Q:顔出しは必要?
A:不要です。スライド+音声のスクリーンキャスト形式でも問題ありません。実際に人気コースの多くがこの形式で運営されています。
Q:1コース作るのにどれくらい時間がかかる?
A:テーマや内容によりますが、初めてなら企画〜撮影〜編集〜公開まで1〜2か月が目安です。2本目以降は要領が分かってくるのでもっと速くなります。
Q:会社にバレない?
A:確定申告で住民税を「自分で納付(普通徴収)」にすれば、会社に通知が行くことは基本的にありません。ただし、コースに顔出し・実名を出す場合は発見されるリスクがあるので、ペンネーム+顔出しなしで運営するのがおすすめです。
まとめ
Udemy講師は、自分の知識やスキルを動画コースとして一度形にすれば、継続的に収入を生み出してくれる優秀な副業です。報酬率は自己集客で97%、プラットフォーム経由で37%と明確で、コースの本数を増やすほど収入の柱が太くなっていきます。
最初の1本を作り上げるまでは大変ですが、一度仕組みができれば「寝ている間にも売上が発生する」というストック型の収入源になります。まずは自分の得意分野でコースのテーマを考えるところから始めてみてはいかがでしょうか。

※本記事の情報は記事執筆時点のものです。最新の報酬体系やサービス内容はUdemy公式サイトをご確認ください。
参考:Udemyヘルプセンター


