「クラウドソーシングに登録したけど、全然仕事が取れない」――これは初心者が最も直面しやすい壁です。クラウドワークスやランサーズに登録したものの、提案しても返信がない、タスク形式しかできない、そんな状態で心が折れかけている方も多いのではないでしょうか。
結論として、初心者でも「プロフィール」と「提案文」を正しく書けば、最初の仕事は必ず取れます。ポイントを押さえれば、登録後1〜2週間で初受注することも十分に可能です。
この記事では、初心者が仕事を取れない原因と、受注率を上げるための7つの具体的なコツを解説していきます。

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なぜ初心者は仕事が取れないのか?
初心者が仕事を取れない原因は、大きく分けて3つあります。これらを理解した上で対策を講じれば、状況は確実に改善します。
実績ゼロの壁
クラウドソーシングでは、過去の実績や評価が発注者の判断材料になります。実績ゼロだと「この人に任せて大丈夫だろうか」と不安に思われるのは当然のことです。しかし、誰でも最初は実績ゼロ。この壁を超える方法はきちんと存在します。
発注者の立場で考えてみると、応募が10件来たとして、実績100件・評価4.9のベテランと実績ゼロの初心者がいたら、どちらに依頼するかは明白です。だからこそ、初心者は実績以外の部分で「この人なら大丈夫」と思わせる工夫が必要なのです。
プロフィールが適当
名前が「ユーザー123」のまま、自己紹介が一言だけ。こんなプロフィールでは、発注者の目に留まりません。プロフィールは「あなたの名刺」であり、ここを整えるだけで受注率は大きく変わります。
提案文がテンプレそのまま
「はじめまして。○○と申します。ぜひお仕事させてください。」だけの提案文を送っていませんか?これでは他の応募者に埋もれてしまいます。提案文は案件ごとにカスタマイズすることが不可欠です。

最初の仕事を取るための7つのコツ
コツ1:プロフィールを徹底的に作り込む
プロフィールに書くべき項目と、NGパターンを整理しました。
| 項目 | 書くべき内容 | NG例 |
|---|---|---|
| 名前 | 本名またはビジネスネーム | ユーザー123 |
| プロフィール写真 | 清潔感のある顔写真orイラスト | デフォルトアイコン |
| 自己紹介 | 経歴・得意分野・対応可能時間 | 「よろしくお願いします」だけ |
| スキル | 具体的なスキルを列挙 | 未設定 |
| ポートフォリオ | サンプル記事・制作物 | なし |
特に大事なのが自己紹介文です。以下の要素を必ず含めましょう。
- 簡単な自己紹介(職業、年齢層など)
- どんな仕事ができるか
- 1日の作業可能時間
- 連絡の返信スピード
- 仕事への意気込み
自己紹介文の文字数は400〜600文字が理想です。短すぎると情報不足で不安を与えますし、長すぎると読んでもらえません。「自分がどんな人間で、何ができて、どんな働き方をするか」が伝わる内容にしましょう。
プロフィール写真も侮れません。デフォルトアイコンのままだと「やる気がない」「すぐ辞めそう」と思われがちです。写真が難しければ、ココナラなどでプロフィール用のイラストを1,000〜3,000円程度で依頼するのもアリです。

コツ2:まずはタスク形式で実績を作る
プロジェクト形式の案件は競争率が高いため、最初はタスク形式(先着順・応募不要)の仕事をこなしましょう。アンケート回答、データ入力、簡単なライティングなどが狙い目です。
タスクをこなすと実績数と評価が貯まるため、プロジェクト案件にも応募しやすくなります。目安として10〜20件くらいタスクをこなしてからプロジェクトに挑戦するのがおすすめです。
タスク案件を選ぶ際のポイントもあります。
- 単価が極端に低いものは避ける:1件50円以下のタスクはコスパが悪すぎる
- ライティング系を優先する:文章力のアピールにつながる
- 丁寧に取り組む:タスクでも評価がつくので、手を抜かないこと
- 同じ発注者のタスクを複数こなす:信頼関係ができてプロジェクト案件に誘われることも
コツ3:提案文で「相手のメリット」を伝える
提案文で最も大切なのは、「自分を売り込む」ことではなく「相手にとってのメリットを伝える」ことです。
効果的な提案文の構成は以下の通りです。
- 案件への共感・理解を示す
- 自分が貢献できることを具体的に書く
- 関連する経験やスキルを簡潔に伝える
- 納期や対応について明記する
- サンプルがあれば添付する
「この人に頼めば安心だ」と思ってもらえる提案文を心がけましょう。
提案文の長さは300〜500文字程度が適切です。長すぎると読まれないし、短すぎると熱意が伝わりません。案件の内容をしっかり読み込んだ上で、「なぜこの案件に応募したのか」「自分がどう貢献できるのか」を具体的に書くことが重要です。

コツ4:初心者歓迎の案件を狙う
案件を探すとき、「初心者歓迎」「未経験OK」というキーワードでフィルタリングしましょう。こういった案件は、発注者側も初心者への対応に慣れているため、丁寧に指示をくれることが多いです。
初心者歓迎の案件には、マニュアルが用意されていたり、フィードバックをもらえたりするものも多いです。スキルアップしながら実績を積めるので、最初のうちは積極的にこういった案件を狙いましょう。
最初の数件は単価が低くてもOKですが、極端に低い単価(文字単価0.1円以下など)は避けましょう。安すぎる案件はトラブルが多い傾向があります。また、「テスト記事を無料で書いてほしい」という案件も要注意。テスト記事の名目でタダ働きさせるケースがあるので、テスト記事でも最低限の報酬が設定されているか確認してください。
コツ5:ポートフォリオを用意する
「実績がないからポートフォリオも作れない」と思うかもしれませんが、自分で作ったサンプルでも十分です。
- ライターなら:自分のブログ記事、架空のテーマで書いたサンプル記事
- デザイナーなら:架空のバナー、名刺デザイン
- データ入力なら:正確さとスピードをアピールするテストデータ
実務経験がなくても、「こんなクオリティで仕事ができます」と見せることが重要です。
ライターを目指す方は、無料ブログサービス(はてなブログやnoteなど)で3〜5本ほどサンプル記事を書いておくのがおすすめです。テーマは自分の得意分野でOK。旅行が好きなら旅行系の記事、料理が好きなら料理系の記事を書きましょう。「このジャンルなら詳しい記事が書ける」ということを示すのが目的です。
コツ6:レスポンスの速さで差をつける
発注者が最も重視するポイントの1つが「レスポンスの速さ」です。メッセージが来たら、できるだけ早く(理想は数時間以内に)返信しましょう。
「すぐに返信してくれる人=信頼できる人」という印象を与えられます。これはスキルがなくても今すぐ実践できることなので、ぜひ意識してみてください。
スマホにクラウドソーシングアプリをインストールしておけば、メッセージの通知をリアルタイムで受け取れます。移動中やちょっとした隙間時間でもすぐに返信できる体制を整えておきましょう。返信が遅い人は、それだけで候補から外されてしまうこともあります。
コツ7:最初の案件は120%の力で取り組む
最初の案件で良い評価をもらえるかどうかが、その後の受注率に大きく影響します。初案件は以下のポイントを意識しましょう。
- 納期より早めに提出する
- 指示された以上の品質を目指す
- 不明点は遠慮なく質問する
- 修正依頼には迅速に対応する
- 完了後に丁寧なお礼メッセージを送る
良い評価(星5)をもらえれば、次の案件から格段に仕事が取りやすくなります。逆に、最初の案件で低評価をもらうと、その後のリカバリーが大変です。最初の1件には全力を注ぎましょう。

初受注後のステップアップ戦略
最初の仕事を取れたら、次は「継続受注」と「単価アップ」を目指しましょう。具体的なステップアップの流れをお伝えします。
ステップ1:リピーターを増やす
一度仕事をした発注者からリピート依頼をもらえるのが、最も効率の良い受注方法です。初回の仕事で期待以上の成果を出せば、「次もこの人に頼もう」と思ってもらえます。
納品時に「今後もお手伝いできることがあれば、お気軽にご連絡ください」と一言添えるだけで、リピート率は上がります。
ステップ2:得意ジャンルを作る
「何でもやります」よりも「○○ジャンルが得意です」と言える方が、単価は上がりやすいです。金融、不動産、IT、美容、健康など、自分の知識や経験が活きるジャンルに特化していきましょう。
ステップ3:単価を段階的に上げる
実績が10〜20件貯まったら、少しずつ応募する案件の単価を上げていきましょう。ライターであれば、文字単価0.5円→1円→1.5円→2円と段階的にステップアップするのが理想です。

クラウドソーシングサイトの選び方
| サイト名 | 案件数 | 初心者向け | 手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| クラウドワークス | 非常に多い | ◎ | 5〜20% | 国内最大手、案件の種類が豊富 |
| ランサーズ | 多い | ◎ | 16.5% | 認定制度があり、スキルアップしやすい |
| ココナラ | 多い | ○ | 22% | 自分のスキルを出品するスタイル |
| シュフティ | 少なめ | ◎ | 10% | 時短ワーク案件が豊富 |
初心者はまず「クラウドワークス」と「ランサーズ」の両方に登録しておくのがベストです。案件の選択肢が広がり、自分に合った仕事を見つけやすくなります。
それぞれのサイトの使い分けとしては、クラウドワークスは案件数が圧倒的なのでメイン利用に、ランサーズは「認定ランサー」制度があるのでスキルアップを意識した活動に、ココナラは自分からサービスを出品したい方に向いています。
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クラウドソーシングで気をつけるべき危険な案件
初心者が引っかかりやすい危険な案件のパターンも知っておきましょう。
- 「簡単作業で月30万」:詐欺の可能性が高い。甘い言葉には要注意
- 個人情報の提供を求められる:住所、電話番号、銀行口座などを不必要に求める案件は避ける
- 報酬が仮払い前に納品を求められる:必ず仮払い(エスクロー)が完了してから作業を始めること
- 外部サイトに誘導される:LINEやメールでのやりとりを求められたら要注意
- テスト記事無料:テスト名目でタダ働きさせるケース
特に仮払い(エスクロー)制度を無視して直接取引を求めてくる発注者には絶対に応じないでください。クラウドソーシングサイトの規約違反であるだけでなく、報酬を踏み倒されるリスクがあります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 実績ゼロでも本当に仕事が取れる?
取れます。ただし、最初は競争率の低い案件やタスク形式の仕事から始めましょう。プロフィールと提案文を作り込めば、実績ゼロでもプロジェクト案件を受注した方は多くいます。
Q2. 提案文は毎回変えるべき?
案件ごとにカスタマイズしてください。テンプレの使い回しは発注者にすぐわかります。案件の内容に合わせて、「なぜこの仕事に興味があるか」「自分がどう貢献できるか」を変えましょう。
Q3. どのくらいの件数に応募すれば仕事が取れる?
個人差はありますが、最初は10〜20件応募して1〜2件受注できれば上出来です。受注率が低くても落ち込まず、提案文を改善しながら続けていきましょう。
Q4. 低単価の案件を受けるべき?
最初の数件は実績作りのために低単価でも受けてOKです。ただし、ずっと低単価に甘んじる必要はありません。実績が5〜10件貯まったら、徐々に単価の高い案件にシフトしていきましょう。各サイトの特徴はクラウドソーシングサイトおすすめ10選で比較しています。
Q5. トラブルが起きたらどうすればよい?
報酬未払いや理不尽な要求があった場合は、クラウドソーシングサイトの事務局に相談しましょう。仮払い(エスクロー)制度があるサイトなら、報酬が保護されるので安心です。
Q6. 確定申告は必要?
会社員の場合、副業の所得(収入−経費)が年間20万円を超えたら確定申告が必要です。クラウドソーシングの手数料やパソコンの費用は経費として計上できるため、領収書は必ず保管しておきましょう。詳しくは国税庁公式サイトで確認できます。
Q7. 副業禁止の会社で働いているけど大丈夫?
会社の就業規則を確認してください。副業禁止の場合はリスクを考慮する必要があります。確定申告で住民税を「普通徴収」にすれば会社にバレにくくなりますが、完全にバレないことを保証するものではありません。(詳しくはクラウドソーシングの確定申告ガイドをご覧ください)

まとめ:最初の1件を取れば、あとは加速する
クラウドソーシングで最初の仕事を取るための7つのコツをおさらいします。
- プロフィールを徹底的に作り込む
- タスク形式で実績を作る
- 提案文で相手のメリットを伝える
- 初心者歓迎の案件を狙う
- ポートフォリオを用意する
- レスポンスの速さで差をつける
- 最初の案件は120%の力で取り組む
最初の1件が一番大変ですが、その1件を取れれば、2件目、3件目はどんどん楽になっていきます。「最初の壁」を超えるために、今日からプロフィールの見直しを始めてみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシングは正しいやり方で取り組めば、月5万〜10万円の副収入を得ることは十分に現実的です。大切なのは「最初の1件にこだわること」と「改善を続けること」。この2つを意識して、コツコツ実績を積み重ねていきましょう。
副業・フリーランスとしての働き方については、厚生労働省の副業・兼業ガイドラインも参考になります。
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