フリーランスとして独立を考えたとき、「案件を自力で探し続けるのは大変そう」「エージェントを使いたいけど、経験が浅くても登録できるのか不安」と感じる方は少なくありません。
結論として、未経験・経験が浅い方でも利用できるフリーランスエージェントは存在します。エージェント選びで最も大切なのは、自分の経験年数とスキルレベルに合ったサービスを選ぶことです。ハイスキル向けのエージェントに登録しても案件を紹介してもらえず、時間だけが過ぎてしまうケースは実際に多く見られます。
この記事では、記事執筆時点でおすすめのフリーランスエージェント10社を、案件数・未経験対応・リモート案件の有無・マージンで徹底比較しました。経験レベル別のおすすめパターンも紹介しているので、自分に合ったエージェントが見つかるはずです。

フリーランスエージェントとは?仕組みをわかりやすく解説
フリーランスエージェントは、フリーランスのエンジニアやデザイナーと、人材を求める企業をマッチングするサービスです。エージェントが営業活動・契約手続き・単価交渉を代行してくれるため、フリーランス自身はスキルアップと実務に集中できます。(案件単価相場を職種別に解説も参考にしてください)
利用料はワーカー側無料が基本で、エージェントはクライアント企業から受け取るマージン(仲介手数料)で運営されています。
クラウドソーシングとの違い
フリーランスエージェントとクラウドソーシングは似ているようで、性質が大きく異なります。以下の比較表で違いを確認してください。
| 比較項目 | フリーランスエージェント | クラウドソーシング |
|---|---|---|
| 案件単価 | 高い(月40万〜100万円) | 低〜中(案件による) |
| 営業の手間 | エージェントが完全代行 | 自分で応募・提案 |
| マージン | 10〜30%(非公開の場合も) | 5〜20%(明示されている) |
| 案件の安定性 | 高い(3〜6ヶ月の継続案件が多い) | 案件による(単発も多い) |
| 必要な経験 | 実務経験1年以上が目安 | 未経験でも始められる |
| 働き方 | 常駐・半常駐・リモート | 完全リモートが中心 |
| サポート体制 | 専任担当者がつく | 基本的にセルフサービス |
エージェントの最大のメリットは「営業の負担がゼロになる」点です。その分、スキル向上や実務に集中でき、結果的に収入アップにもつながります。
フリーランスエージェントおすすめ10選【比較一覧表】
まずは10社の全体像を一覧表で把握しましょう。
| エージェント名 | 案件数 | 未経験OK | リモート案件 | マージン | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| レバテックフリーランス | 非常に多い | △(経験1年〜) | ◎ | 非公開 | ★★★★★ |
| ITプロパートナーズ | 多い | △(経験1年〜) | ◎ | 非公開 | ★★★★★ |
| Midworks | 多い | △(経験1年〜) | ○ | 公開(10〜15%) | ★★★★☆ |
| テクフリ | 多い | △(経験1年〜) | ○ | 公開(10%〜) | ★★★★☆ |
| ギークスジョブ | 多い | ×(経験3年〜) | ○ | 非公開 | ★★★★☆ |
| フォスターフリーランス | 中程度 | ×(経験3年〜) | ○ | 非公開 | ★★★☆☆ |
| PE-BANK | 多い | △(経験2年〜) | ○ | 公開(8〜12%) | ★★★★☆ |
| クラウドテック | 多い | ○(経験浅めもOK) | ◎ | 非公開 | ★★★★☆ |
| Workship | 中程度 | ○(副業向けあり) | ◎ | 非公開 | ★★★★☆ |
| FLEXY | 中程度 | △(経験1年〜) | ◎ | 非公開 | ★★★☆☆ |
各エージェントの詳細レビュー
1. レバテックフリーランス【業界最大手・案件数No.1】
案件数・知名度ともにトップクラスのフリーランスエージェントです。IT・Web系のエンジニア、デザイナー向け案件が中心で、月額60万〜100万円以上の高単価案件も多数掲載されています。(詳細はレバテックフリーランス公式サイトでご確認ください)
専任のコーディネーターによる手厚いサポートが評判で、案件のマッチング精度が高い点も強みです。税務関連のサポートや福利厚生サービスも充実しています。(福利厚生サービスおすすめ比較もご覧ください)
おすすめの人:エンジニア経験1年以上の方、高単価案件を安定的に獲得したい方
得意分野:Java、PHP、Ruby、Python、JavaScript、React、Vue.js など
2. ITプロパートナーズ【週2〜3日案件が豊富・副業にも最適】
副業やパラレルワーク向けの週2〜3日案件が豊富なのが最大の特徴です。会社員をしながらフリーランスとして案件をこなしたい方、複数の収入源を持ちたい方に適しています。(詳細はITプロパートナーズ公式サイトでご確認ください)
スタートアップやベンチャー企業の案件が多く、新しい技術に触れられる機会が豊富です。リモート対応の案件も多数あります。
おすすめの人:副業でフリーランス案件に挑戦したい方、週末エンジニアの方
得意分野:Web開発全般、マーケティング、デザイン

3. Midworks【正社員並みの保障が受けられる】
マージンを10〜15%と公開している透明性の高いエージェントです。交通費支給、経費補助、保険サポートなど正社員に近い保障が用意されており、「フリーランスの不安定さが心配」という方にとって心強い選択肢です。(保険おすすめ比較もあわせてチェック)
初めてフリーランスになる方のサポート実績が豊富で、独立の不安を解消してくれるカウンセリングも好評です。
おすすめの人:初めてフリーランスになる方、保障や安定性を重視する方
4. テクフリ【低マージンで手取りを最大化】
マージン10%〜と業界でも低い水準を誇り、手取り額を最大化したい方に最適です。案件数も十分に確保されており、サポート体制も整っています。東京近郊の案件が中心ですが、リモート対応の案件も増えてきています。
おすすめの人:手取りを最大化したい方、マージンの透明性を重視する方
5. ギークスジョブ【ハイスキル向け・高単価案件が豊富】
経験3年以上が登録条件のハイスキル向けエージェントです。その分、月額60〜120万円という高単価案件が揃っています。スキルに自信がある方にとっては、収入を最大化できるプラットフォームです。
おすすめの人:エンジニア経験3年以上の方、月額80万円以上を目指す方
6. フォスターフリーランス【25年以上の実績を持つ老舗】
1996年創業の老舗エージェントで、長年の取引実績に基づく独自の案件ネットワークが強みです。ベテランエンジニア向けの高単価案件が多く、金融系やインフラ系の大型プロジェクトに携わりたい方に適しています。
おすすめの人:エンジニア経験3年以上のベテラン、大手企業の案件を希望する方
7. PE-BANK【マージン公開の透明経営・全国対応】
マージン8〜12%と業界最安水準を公開しており、取引期間が長くなるほどマージンが下がる仕組みが特徴です。東京だけでなく全国に拠点があるため、地方在住のフリーランスにも選択肢があります。
おすすめの人:地方在住の方、長期的にマージンを下げていきたい方
8. クラウドテック【経験浅めでもリモート案件を獲得しやすい】
クラウドワークスが運営するフリーランスエージェントで、比較的経験が浅い方でも案件を紹介してもらいやすい傾向があります。リモート案件の割合が高く、場所を選ばずに働きたい方に向いています。(詳細はクラウドテック公式サイトでご確認ください)
おすすめの人:経験1年未満でもエージェントを使いたい方、フルリモートで働きたい方
9. Workship【副業・複業向けの案件が充実】
副業やパラレルワーク向けの案件が豊富で、週1日からの案件もあります。エンジニアだけでなくマーケター、ディレクター、デザイナーの案件も多いのが特徴です。会社員との両立を考えている方に最適なサービスです。
おすすめの人:副業から始めたい方、エンジニア以外の職種の方
10. FLEXY【CTO・テックリード経験者向け】
CTOやテックリードの経験がある方向けの高単価案件に強みがあります。技術顧問やアドバイザリー的な関わり方ができる案件もあり、フルタイムではなく短時間で高い報酬を得たい方に適しています。
おすすめの人:マネジメント経験のあるシニアエンジニア

経験レベル別|エージェントの使い方ステップ
ステップ1:未経験〜経験1年未満の方
多くのエージェントは「実務経験1年以上」を登録条件としているため、未経験の方がいきなりエージェント経由で案件を獲得するのは現実的ではありません。
まずはクラウドソーシング(クラウドワークスやランサーズ)で実績を積み、1年ほど経験を積んでからエージェントに登録するのが最も確実なルートです。クラウドテックやWorkshipなら、比較的経験が浅い段階でも案件が見つかる可能性があります。
ステップ2:経験1〜2年の方
レバテックフリーランス、ITプロパートナーズ、Midworksに登録しましょう。この段階では複数社に登録して、紹介される案件の質や担当者の対応を比較するのが賢い進め方です。Midworksの保障制度は、独立初期の不安を軽減してくれます。
ステップ3:経験3年以上の方
ギークスジョブ、フォスターフリーランスなどハイスキル向けエージェントも選択肢に入ります。月額80万円以上の高単価案件を狙えるため、収入の最大化を図れます。テクフリやPE-BANKの低マージンエージェントを併用することで、手取りをさらに増やす戦略も有効です。
エージェントとの面談で準備すべきこと
エージェントに登録すると、最初に担当者との面談があります。ここでの受け答えがマッチング精度に直結するため、しっかり準備して臨みましょう。
面談で伝えるべき5項目
- 週の稼働日数:フル稼働か、週2〜3日か
- 希望単価:月額いくら以上を希望するか
- 得意な技術・ツール:言語、フレームワーク、ツール
- リモート可否:フルリモート希望か、常駐も可能か
- 勤務開始時期:いつから稼働可能か
職務経歴書やポートフォリオを事前に用意しておくと、面談がスムーズに進みます。希望条件は遠慮せずにはっきり伝えることが、良い案件との出会いにつながります。
エージェントを選ぶ際のチェックポイント
| チェックポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| マージン率 | 公開されているか。非公開の場合は複数社で条件を比較 |
| 案件数 | 自分のスキルセットに合った案件が十分にあるか |
| サポート体制 | 専任担当者がつくか。契約トラブル時の対応は整っているか |
| 支払いサイト | 報酬の支払いまでの期間(月末締め翌月15日払いなど) |
| 福利厚生 | 保険、経費補助、健康診断、税務サポートの有無 |
| リモート対応 | 在宅で働ける案件の割合はどの程度か |

フリーランスが知っておくべき法的ルール
エージェント経由で案件に参画する場合でも、フリーランスとしての基本的な法的ルールは把握しておく必要があります。
公正取引委員会のフリーランスガイドラインでは、報酬の支払い遅延や一方的な契約変更などの不当な取引慣行が規制されています。万が一トラブルが発生した場合の相談先としても活用できるため、一度目を通しておくことをおすすめします。
また、フリーランスとして活動する以上、確定申告は避けて通れません。経費管理にはfreeeなどの会計ソフトを導入しておくと、年度末に慌てることなく申告手続きが完了します。
よくある質問(FAQ)
Q1. 完全未経験でもエージェントに登録できますか?
登録自体は可能なエージェントが多いですが、案件を紹介してもらうには最低限の実務経験が必要です。未経験の方は、まずクラウドソーシングで1年ほど実績を積んでからエージェントに登録するのが現実的なルートです。クラウドテックやWorkshipは比較的経験が浅い方でも案件が見つかりやすい傾向にあります。
Q2. エージェントの利用料はかかりますか?
ワーカー側は無料です。登録料や月額費用は一切かかりません。エージェントはクライアント企業から受け取るマージンで運営されています。
Q3. 複数のエージェントに同時登録しても問題ありませんか?
まったく問題ありません。むしろ2〜3社に登録して、案件の質や担当者の対応を比較するのが推奨されています。エージェントによって保有している案件が異なるため、複数登録することで選択肢が広がります。
Q4. エージェント経由とクラウドソーシング、どちらが稼げますか?
一般的にエージェント経由のほうが単価は高くなります。ただし、経験やスキルレベルによってはクラウドソーシングのほうが案件を獲得しやすいケースもあるため、両方を併用するのが最も効率的です。
Q5. 面談ではどんなことを聞かれますか?
経歴、スキルセット、希望の働き方(稼働日数、リモート可否)、希望単価などが主な質問項目です。職務経歴書やポートフォリオを事前に準備しておくとスムーズに進みます。
Q6. 案件が見つからないこともありますか?
スキルや経験が不足している場合、すぐには案件が見つからないこともあります。その場合は担当者から具体的なフィードバックをもらい、不足しているスキルを補強してから再チャレンジしましょう。スキル不足を感じたらオンラインスクールの活用も有効です。
Q7. フリーランスエージェントと転職エージェントは何が違いますか?
転職エージェントは正社員としての就職先を紹介するサービスで、フリーランスエージェントは業務委託の案件を紹介するサービスです。雇用形態が根本的に異なるため、自分が目指す働き方に合わせて選択してください。
まとめ:自分のレベルに合ったエージェントを選ぼう
フリーランスエージェントは、経験レベルに合ったサービスを選ぶことで真価を発揮します。
経験レベル別おすすめエージェント
- 未経験・副業から始めたい → クラウドテック、Workship、ITプロパートナーズ
- 経験1〜2年 → レバテックフリーランス、Midworks、テクフリ
- 経験3年以上・高単価狙い → ギークスジョブ、フォスターフリーランス
- 保障重視 → Midworks(正社員並みの福利厚生)
- 手取り最大化 → テクフリ、PE-BANK(低マージン)
- 地方在住 → PE-BANK(全国対応)
フリーランスエージェントは、登録するだけなら無料でリスクは一切ありません。まずは気になるエージェントに2〜3社登録して、面談を受けてみてください。実際に担当者と話すことで、自分に合った案件の方向性が明確になります。
フリーランスとして活動する際は、公正取引委員会のフリーランスガイドラインで取引ルールを把握し、国税庁の公式サイトで確定申告の手順も確認しておくと安心です。(青色申告完全ガイドもあわせてご覧ください)

※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。


