クラウドワークスで副業をしている方なら、一度はこう思ったことがあるはずです。
「毎回案件を探すのが大変…。継続的に発注してもらえないかな…」
単発案件ばかりだと、常に案件を探し続けなければならず、安定的な収入が見込めないのが大きな課題です。実際、クラウドソーシング利用者の多くが「案件探しに費やす時間がもったいない」と感じているというデータもあります。
この記事では、単発案件から継続案件に発展させるための5つの方法を、具体的なアクションとともに解説します。さらに、継続案件を維持するためのコツや、避けるべきNG行動まで網羅的にカバーしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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なぜ継続案件が重要なのか
収入が安定する
継続案件の最大のメリットは収入の安定です。毎月決まった案件があれば、「来月の収入はどうなるんだろう…」という不安がなくなります。継続案件が3件ほど安定すれば、月収5万円を安定的に超えることも十分に可能です。
例えば、1件あたり月2万円の継続案件を3つ持っていれば月6万円。本業の給料にプラスして毎月6万円が入ってくるのは、生活にかなりの余裕をもたらしてくれます。ボーナス的な臨時収入ではなく「毎月確実に入る収入」があるのは、精神的な安定感がまったく違います。
案件探しの時間が減る
クラウドワークスで案件を探して、提案文を書いて、返事を待つ。この一連の作業は意外と時間がかかります。具体的には、案件を1件探して提案文を作成するまでに平均30分〜1時間、さらに選考結果が出るまで数日〜1週間。10件提案して受注できるのが1〜2件というのも珍しくありません。
継続案件があればこの「営業の時間」がゼロになるので、その分を作業時間に充てられます。営業にかけていた時間を作業に回せば、同じ時間でより多くの収入を得ることができるわけです。
効率が上がる
同じクライアントの案件を繰り返し受注すると、相手の好みやルールがわかってくるため作業効率がどんどん上がります。初回は5時間かかった作業が、3回目には3時間で終わるようになった、というのは珍しいことではありません。
クライアントが求める文体、構成の好み、修正のパターンなどが頭に入ってくると、修正回数も自然と減っていきます。結果的に「同じ報酬でも実質的な時給が上がる」という好循環が生まれるのです。
単価交渉がしやすい
継続的な関係が築けると、単価アップの交渉もしやすくなります。「いつもお願いしている○○さんだから」と、クライアント側も予算を融通してくれるケースがあります。
新しいワーカーを探して、テストして、仕事のやり方を教えるコストを考えると、既存のワーカーに少し高い報酬を払ったほうが結果的にコスパが良い、とクライアント側も理解しています。この「スイッチングコスト」が単価交渉の強い味方になるのです。

スキルアップにつながる
同じジャンルの案件を継続して受けることで、その分野の専門知識がどんどん深まります。例えば、不動産メディアの記事を毎月10本書いていれば、半年後には不動産に関するかなりの知識が身についているはずです。これは今後の案件獲得においても「不動産ジャンルに強いライター」というポジショニングが可能になり、さらに高単価の案件を獲得できるきっかけにもなります。
継続案件を獲得するための5つの方法
方法1:最初の案件で「圧倒的な品質」を提供する
継続案件獲得の最大のチャンスは「最初の1件目」です。ここで期待以上のクオリティを出せれば、クライアントは「次もこの人にお願いしたい」と自然に思います。
具体的には、以下のことを意識してください。
- 指示された内容だけでなく、プラスアルファの提案を添える
- 納期より早く納品する(理想は納期の2〜3日前)
- 完成度を高めるための自己チェックを徹底する
- 「この案件で何か改善できることはありますか?」と聞く
- 参考資料やリサーチした情報も共有する
特に最後のポイントが重要です。次につなげたい意思をさりげなく示すことで、クライアントの頭に「継続」の選択肢が浮かびやすくなります。
ただし、「プラスアルファ」とは言っても、指示を無視して独自の判断で内容を変えるのはNGです。あくまでクライアントの意図に沿った上で、「こういう情報も追加したらいいかと思いましたが、いかがでしょうか?」と提案する形が理想的です。
方法2:納品時に「継続対応可能」であることを伝える
意外とやっていない人が多いのがこのアプローチです。納品のメッセージに「今後も継続的にお手伝いできます」という一文を添えるだけで、継続案件につながる確率がグッと上がります。
具体的にはこんな文面が効果的です。
「今回のお仕事ありがとうございました。もし今後も同様のご依頼がございましたら、喜んで対応させていただきます。継続的なサポートが必要でしたら、お気軽にご相談ください。」
押しつけがましくなく、でもしっかり意思を伝えるのがポイントです。
もう少し踏み込んだアプローチとしては、「月◯本まで対応可能です」「毎週◯曜日までに納品できるスケジュールです」といった具体的なキャパシティ情報を伝えることも有効です。クライアントにとって「この人は何本まで頼めるんだろう」という疑問を先回りして解消してあげると、発注のハードルがグッと下がります。

方法3:クライアントの「困りごと」を先回りして解決する
継続案件をくれるクライアントは、スキルだけでなく「この人は自分のビジネスを理解してくれている」と感じています。
例えば、ライティング案件を受注しているなら、以下のような行動が効果的です。
- 記事の内容に関連するトレンド情報を共有する
- 「この記事のSEO対策として、こんなキーワードも狙えそうです」と提案する
- 過去に納品した記事の改善案を自発的に送る
- 競合サイトの動向を簡単にリサーチして共有する
- クライアントのメディア全体の改善点を提案する
指示されたことだけをやるのは「作業者」。クライアントの課題を考えて提案するのが「パートナー」。パートナーになれたら、継続は自然についてきます。
この「パートナーポジション」を獲得するためには、クライアントのビジネスに興味を持つことが大前提です。依頼されたメディアを日常的に読んでいる、業界ニュースをチェックしているなど、「この人は自分の仕事に関心を持ってくれているな」とクライアントに感じてもらえるかどうかが分かれ道になります。
方法4:コミュニケーションの質を上げる
継続案件を獲得している人は、例外なくコミュニケーションが上手です。具体的に意識すべきポイントは以下の通りです。
- レスポンスは早く(遅くても24時間以内、理想は数時間以内)
- 報告はこまめに(進捗30%、50%、80%でそれぞれ報告)
- 問題は即報告(隠してこじらせるのが一番NG)
- ポジティブな言葉を選ぶ(「できません」→「○○なら対応可能です」)
- 質問はまとめて送る(細切れに何度もメッセージを送ると迷惑になる)
特に「問題の即報告」は最重要事項です。「納期に間に合わないかもしれない」と思った時点で連絡すれば対処法を一緒に考えられますが、納期当日に「間に合いませんでした」と言われたら信頼は一瞬で崩壊します。
コミュニケーションで見落としがちなのが「メッセージの読みやすさ」です。長文を送るときは箇条書きを活用する、結論から書く、改行を適切に入れるなど、相手が読みやすい文章を心がけましょう。クライアントは忙しい人が多いので、パッと見て要点がわかるメッセージは非常に好印象です。

方法5:「継続前提」の案件に応募する
クラウドワークス上には、最初から「継続あり」と明記されている案件があります。
案件を検索する際に、以下のキーワードで絞り込んでみてください。
- 「継続」「長期」「定期」
- 「毎月○本」「週○回」
- 「テストライティングあり」(テスト後に継続を判断するパターン)
- 「レギュラーライター募集」
- 「専属ライター」
こういった案件は最初から継続前提なので、テストに合格すれば安定的な受注が期待できます。提案文でも「長期的にお手伝いしたい」という意欲をアピールしましょう。
テストライティングの際は、報酬が低く設定されていることもありますが、それはあくまで「入口」です。テストで高評価を得れば、本採用後に単価が上がるケースがほとんどなので、テスト段階では品質を最優先にして全力を出し切りましょう。
継続案件を維持するために気をつけること
品質を落とさない
継続案件が安定してくると、油断してクオリティが下がることがあります。これが一番危険です。「慣れ」が「手抜き」にならないように、毎回丁寧に取り組むことが長期継続の秘訣です。
具体的な品質管理のコツとしては、納品前のチェックリストを作ることをおすすめします。「誤字脱字チェック」「リンク切れ確認」「指定された構成通りか」「文字数は足りているか」など、毎回同じ項目を確認する習慣をつければ、慣れによるミスを防げます。
定期的に振り返りの機会を作る
「最近の納品物はいかがでしょうか?改善すべき点があればぜひ教えてください」と、定期的にフィードバックを求めることで、不満がたまる前に対処できます。
月に1回程度、簡単な振り返りのメッセージを送るだけで十分です。「最近の納品物の方向性は合っていますか?」「何かお困りのことはありませんか?」といった問いかけは、クライアントに「気が利く人だな」という印象を与えます。

値上げ交渉のタイミングを見極める
継続案件で実績が積み上がったら、単価アップの交渉をしましょう。タイミングとしては以下が適切です。
- 継続6ヶ月以上経過したタイミング
- 業務範囲が当初より広がったとき
- クライアントの事業が成長したとき
- 自分のスキルが明らかに向上したとき
- 業界全体の相場が上がったとき
「お仕事を始めて半年が経ちました。今後もより質の高い成果をお届けしたいと考えており、単価の見直しをご相談できればと思います」
このように「値上げ=あなたへのメリットにもなる」という文脈で伝えるのがポイントです。
なお、値上げ交渉をする際は具体的な金額を提示しましょう。「少しだけ上げていただけませんか」ではなく、「現在の文字単価1.5円を2円にご検討いただけないでしょうか」と数字で示したほうが、クライアントも判断しやすいです。あわせて、値上げに見合う付加価値(構成案の作成、画像選定、CMS入稿など)を提案すると交渉が成功しやすくなります。
こんなクライアントは継続案件になりやすい
すべてのクライアントが継続案件を出せるわけではありません。継続につながりやすいクライアントの特徴を知っておくと、効率的に案件を選べます。
- 個人ではなく法人(企業):定期的な発注予算がある
- メディア運営をしている:記事の定期更新が必要
- 「テストライティング」がある:継続を前提にしている証拠
- マニュアルやルールが整備されている:組織的に外注を活用している
- フィードバックが丁寧:ワーカーとの関係を大事にしている
- 過去の発注実績が多い:プロフィールの発注数が100件以上あるクライアントは継続率が高い
特に「メディア運営をしている法人クライアント」は継続案件の宝庫です。記事の定期更新が必要なため、信頼できるライターを常に探しています。
逆に、個人のクライアントで「1回だけ記事を書いてほしい」というケースは、そもそも継続の発注予定がないことが多いです。もちろん例外はありますが、効率的に継続案件を狙うなら、法人クライアントを優先的にターゲットにするのがおすすめです。
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継続案件が増えすぎたときの対処法
嬉しい悲鳴ですが、継続案件が増えすぎてキャパオーバーになることもあります。そんなときは以下の対応を検討しましょう。
- 低単価の案件から整理する(単価の高い案件を優先的に残す)
- 作業の効率化を図る(テンプレート化、ツール導入など)
- 正直にクライアントに相談する(「今月は○本が限界です」と伝える)
- 納品ペースの調整を提案する(週3本→週2本など)
無理して全部受けてクオリティが下がるのが最悪のパターンです。キャパを超えた案件は勇気を持って断ることも大切なスキルです。
キャパオーバーの兆候としては、「納期ギリギリになることが増えた」「チェックする時間が取れなくなった」「睡眠時間が減った」などがあります。これらのサインが出始めたら、すぐにキャパの見直しをしましょう。体を壊してしまっては元も子もありません。

継続案件を失ってしまうNG行動
せっかく獲得した継続案件も、以下のような行動をすると一発で失ってしまうことがあります。注意しましょう。
納期遅れを繰り返す
1回の遅延は許容されても、2回、3回と繰り返すとクライアントの信頼は確実に失われます。「この人は当てにならない」と思われたら、別のワーカーに切り替えられてしまいます。納期に余裕がないと感じたら、受注前に正直に相談しましょう。
連絡が取れなくなる
クライアントからのメッセージを放置するのは絶対にNGです。「忙しくて返信できなかった」は理由になりません。すぐに回答できない場合でも、「確認いたします。◯日までに回答します」と一報を入れる習慣をつけましょう。
指示を無視する
「自分のやり方のほうが良い」と勝手に判断して、指示と異なる納品物を出すのはNGです。改善提案はもちろん歓迎されますが、それは「提案」としてメッセージで伝えたうえで、クライアントの承認を得てから実行しましょう。
品質にムラがある
「先月は素晴らしかったのに、今月はイマイチ…」というムラのある品質は、クライアントにとって非常にストレスです。毎回安定した品質を出せるかどうかが、継続の分かれ道になります。
継続案件獲得のタイムライン目安
参考までに、継続案件を安定的に獲得するまでの典型的な流れを紹介します。
| 期間 | やること | 目標 |
|---|---|---|
| 1〜3ヶ月目 | 単発案件で実績づくり。プロフィールの充実、得意ジャンルの確立 | ★5評価を10件以上獲得 |
| 4〜6ヶ月目 | 継続前提の案件に応募、方法2の一言を実践 | 初の継続案件を1件獲得 |
| 7〜12ヶ月目 | 品質維持+スカウト対応、パートナーポジション確立 | 継続案件3〜5件、月収10万円以上 |
この目安はあくまで一例ですが、焦らず着実にステップを踏んでいくことが大切です。特に最初の3ヶ月間は「実績を作る期間」と割り切って、多少単価が低くても★5評価を積み重ねることに集中しましょう。評価が増えると、クライアントからの信頼度が上がり、継続案件の提案も通りやすくなります。

プロフィールの充実が継続案件獲得を加速させる
継続案件を獲得するためには、提案文だけでなくプロフィールの充実も欠かせません。クライアントは提案文を見た後に、必ずプロフィールをチェックしています。
継続案件につながりやすいプロフィールのポイントは以下の通りです。
- 得意ジャンルを明確にする:「何でもできます」より「金融・保険ジャンルが得意」のほうが刺さる
- 実績をポートフォリオで見せる:過去の納品物(掲載許可があるもの)をリンクで添付
- 対応可能な業務を具体的に書く:「ライティング」だけでなく「構成案作成〜CMS入稿まで」
- 稼働可能な時間帯を記載する:クライアントがスケジュールをイメージしやすくなる
- 継続案件を歓迎している旨を書く:これだけで声がかかる確率が上がる
プロフィールは一度書いたら終わりではなく、定期的にアップデートしましょう。新しい実績や獲得したスキルがあれば随時追加していくことで、常に最新の自分をアピールできます。
まとめ:継続案件は「信頼の積み重ね」で獲得できる
クラウドワークスで継続案件を獲得するための5つの方法をまとめます。
- 最初の案件で圧倒的な品質を提供する
- 納品時に「継続対応可能」と伝える
- クライアントの困りごとを先回りして解決する
- コミュニケーションの質を上げる
- 「継続前提」の案件に応募する
結局のところ、継続案件は「この人にまたお願いしたい」と思ってもらえるかどうかにかかっています。テクニックも大事ですが、根底にあるのは信頼の積み重ねです。
一つひとつの案件に全力で取り組んでいれば、継続案件は自然と増えていきます。焦らず、でも着実に、信頼を積み上げていきましょう。継続案件が3〜5件安定する頃には、副業ライフが格段に楽しくなっているはずです。
フリーランスの働き方については厚生労働省の副業・兼業ガイドラインや、フリーランス協会の情報も参考になります。
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