「副業で収入が増えてきたけど、確定申告ってどうやるの?」「会計ソフトの種類が多すぎてわからない」。副業を始めた方が必ずぶつかる壁です。
結論から言うと、副業の確定申告には「freee」か「マネーフォワード クラウド確定申告」のどちらかを選べば間違いありません。どちらも初心者に優しいUIで、確定申告書の作成からe-Tax送信までスマホだけで完結します。

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副業向け会計ソフト比較表
| ソフト名 | 料金(税込) | 初心者の使いやすさ | スマホ対応 | e-Tax連携 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| freee | 月額1,480円〜(年額11,760円〜) | 非常に簡単 | 対応 | 対応 | ★★★★★ |
| マネーフォワード クラウド確定申告 | 月額900円〜(年額10,800円〜) | 簡単 | 対応 | 対応 | ★★★★★ |
| やよいの青色申告オンライン | 年額11,330円〜(初年度無料あり) | やや簡単 | 一部対応 | 対応 | ★★★★☆ |
| やよいの白色申告オンライン | 無料〜 | 簡単 | 一部対応 | 対応 | ★★★★☆ |
| Taxnap | 無料〜 | 非常に簡単 | スマホ専用 | 対応 | ★★★☆☆ |
そもそも副業で確定申告が必要になるのはどんなとき?
会計ソフトの選び方の前に、まず「自分に確定申告が必要かどうか」を確認しましょう。
- 会社員で副業所得が年間20万円超:確定申告が必要
- 会社員で副業所得が年間20万円以下:所得税の確定申告は不要(ただし住民税の申告は必要)
- フリーランス・個人事業主:所得金額に関わらず確定申告が必要(所得48万円以下は不要)
ここで注意すべきなのは、「収入」と「所得」の違いです。所得=収入−経費なので、副業の収入が30万円でも経費が15万円あれば所得は15万円。この場合は確定申告の義務はありません(住民税の申告は別)。だからこそ、経費をしっかり管理するために会計ソフトが重要になるわけです。

副業向け会計ソフトおすすめ5選
1. freee(フリー)
freeeは「確定申告が初めて」という方に最もおすすめの会計ソフトです。最大の特徴は、質問に答えていくだけで確定申告書が完成する「ステップ入力」方式。簿記の知識がゼロでも問題なく使えます。
銀行口座やクレジットカードを連携させれば、取引データが自動で取り込まれ、AIが仕訳を提案してくれます。スマホアプリの完成度も高く、レシート撮影から自動読み取り、仕訳登録まで数タップで完了します。
料金はスタータープラン月額1,480円(年額11,760円)から。確定申告の時期だけ1ヶ月だけ契約する使い方も可能です。
freeeが特に向いている人:
- 簿記の知識がまったくない完全初心者
- スマホメインで経理作業をしたい人
- レシートの管理が苦手な人(撮影で自動読み取り)
- 副業だけでなく、将来的にフリーランス独立も視野に入れている人
freeeの便利な機能として、「開業freee」もあります。開業届と青色申告承認申請書を無料で作成でき、そのまま税務署に提出できます。副業を本格化させたい方は、freeeで開業手続きからスタートするのがスムーズです。
2. マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワードは家計簿アプリで有名な会社が提供する会計ソフトです。普段からマネーフォワードMEを使っている方なら、操作感に慣れているためスムーズに始められます。
銀行・カードの自動連携は業界最多クラスで、ほぼすべての金融機関に対応しています。仕訳の自動提案精度も高く、使えば使うほど賢くなります。請求書・経費精算・給与計算などの関連サービスとの連携も強力です。
パーソナルミニプランなら月額900円(年額10,800円)とfreeeより若干安い点もメリットです。
マネーフォワードが特に向いている人:
- マネーフォワードME(家計簿アプリ)をすでに使っている人
- 副業の経理だけでなく、家計全体を一元管理したい人
- 将来的に法人化も視野に入れている人(法人向けプランへの移行がスムーズ)
- 料金をできるだけ安く抑えたい人

3. やよいの青色申告オンライン
弥生は会計ソフトの老舗で、シェアNo.1を誇ります。初年度無料キャンペーンを頻繁に行っており、まずは無料で試せるのが魅力です。
操作画面はやや会計寄りのUIですが、そのぶん細かい設定が可能です。会計の知識が少しでもある方や、しっかり帳簿をつけたい方に向いています。電話・チャットサポートも充実しています。
やよいの強み:
- 電話サポートがある(freeeやマネーフォワードにはない)
- 初年度無料で始められるプランがある
- 税理士との連携がしやすい(税理士が弥生を使っているケースが多い)
- 確定申告の実績が30年以上ある老舗の安心感
4. やよいの白色申告オンライン
「まだ開業届を出していない」「とりあえず白色申告でいい」という方には最適です。基本的な機能はすべて無料で使えます。副業所得が20万円を超えて確定申告が必要になったら、まずはこれで対応するのが一番手軽でしょう。
白色申告は青色申告と比べて控除額が少ない(特別控除なし vs 最大65万円)ですが、記帳の手間は圧倒的にシンプルです。副業収入がまだ少ない段階では、まず白色申告で確定申告の流れを経験してみるのも良い選択です。
5. Taxnap
Taxnapはスマホ特化型の確定申告アプリです。銀行口座やカードを連携するだけで、AIが自動で仕訳・申告書を作成してくれます。操作が極めてシンプルで、会計の知識がなくても使えます。ただし複雑な経理処理には対応しきれないため、シンプルな副業収入の申告に向いています。
Taxnapの最大の特徴は「本当に何もしなくていい」に近い手軽さです。口座を連携したら、あとはAIが勝手に分類・仕訳してくれます。確認してOKを押すだけ。「経理作業に1秒も使いたくない」という人にはうってつけですが、経費の科目を細かく管理したい人には物足りないかもしれません。
会計ソフトの選び方
白色申告 vs 青色申告
副業で開業届を出していない場合は白色申告、出している場合は青色申告になります。青色申告なら最大65万円の控除が受けられるため、副業収入が年間50万円を超えてきたら開業届を出して青色申告に切り替えるのがお得です。この65万円控除の節税効果はかなり大きいです。
具体的にどのくらい節税できるのか計算してみましょう。仮に副業所得が200万円の場合、青色申告特別控除65万円を適用すると、課税所得は135万円に。所得税率5%+住民税10%で、控除なしと比べて年間約10万円の節税効果があります。副業収入が多いほど節税効果は大きくなるので、開業届を出す手間(無料・15分程度)に対するリターンは非常に高いです。
自動連携の対応金融機関を確認
使っている銀行口座やクレジットカードが自動連携に対応しているかは重要なポイントです。freeeとマネーフォワードは対応金融機関が非常に多いため、ほとんどの場合問題ありません。
サポート体制
確定申告の時期に「この仕訳どうすればいい?」と困ることは必ずあります。チャットサポートやヘルプ記事の充実度もチェックしましょう。freeeとやよいはサポートが手厚い印象です。
将来的な拡張性
副業が軌道に乗って収入が増えてきたら、法人化を検討する段階が来るかもしれません。freeeもマネーフォワードも法人向けプランがあるため、個人事業主→法人への移行がスムーズです。最初から将来の拡張性も考慮してソフトを選んでおくと、後で乗り換える手間が省けます。

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副業の経費になるもの・ならないもの
会計ソフトを使いこなすためにも、何が経費になるかを知っておくことは大切です。
経費にできるもの(代表例)
| 経費科目 | 具体例 |
|---|---|
| 通信費 | 副業用のスマホ代、インターネット回線(按分) |
| 消耗品費 | PC周辺機器、文房具、10万円未満のPC |
| 新聞図書費 | 業務に関連する書籍、電子書籍 |
| 旅費交通費 | 取引先への移動費、出張費 |
| 地代家賃 | 自宅の家賃の一部(按分) |
| 水道光熱費 | 電気代の一部(按分) |
| 支払手数料 | 振込手数料、クラウドソーシング手数料 |
| 広告宣伝費 | 名刺、チラシ、Web広告 |
経費にできないもの
- プライベートの食事代(1人での食事は基本的にNG)
- スーツ代(業務専用と証明できる場合を除く)
- 交通違反の罰金
- 所得税・住民税
- 国民年金・国民健康保険料(経費ではなく社会保険料控除として申告)
よくある質問(FAQ)
Q. 副業の確定申告はいくらから必要?
給与所得がある会社員の場合、副業の所得(収入−経費)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要なので注意してください。詳しくは国税庁のページで確認できます。
Q. 会計ソフトの料金は経費にできる?
はい、「通信費」や「消耗品費」として経費計上できます。月額1,000〜1,500円程度なので、節税効果を考えれば十分に元が取れます。
Q. freeeとマネーフォワード、結局どっちがいい?
会計知識ゼロの完全初心者ならfreee、多少の簿記知識があるか家計簿アプリでMFを使っているならマネーフォワードがおすすめです。正直どちらを選んでも大差はないため、無料トライアルで触ってみてしっくりくる方を選びましょう。
Q. スマホだけで確定申告できる?
freeeとマネーフォワードならスマホだけで申告書の作成からe-Tax送信まで完結します。マイナンバーカードとスマホ(NFC対応)があればOKです。
Q. 確定申告を間違えたらどうなる?
修正申告を提出すれば問題ありません。悪意のない間違いであれば、ペナルティは過少申告加算税(追加納税額の10%)程度です。早めに気づいて修正すれば大きな問題にはなりません。
Q. 副業が会社にバレない方法は?
確定申告時に住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」に選択すれば、副業分の住民税が会社に通知されません。ただし自治体によっては対応が異なるため、事前に役所に確認しておくと安心です。
Q. 確定申告の期限はいつ?
毎年2月16日〜3月15日が確定申告の期間です。e-Taxを使えば初日の朝から送信可能です。期限ギリギリに慌てないよう、1月中から準備を始めるのがおすすめ。会計ソフトで日頃から記帳しておけば、確定申告の時期になっても慌てることはありません。
Q. レシートはいつまで保管すればいい?
白色申告の場合は5年間、青色申告の場合は7年間の保管義務があります。紙のレシートは色あせて読めなくなることがあるので、会計ソフトのレシート撮影機能でデジタル保存しておくと安心です。

まとめ|まずはfreeeかマネーフォワードの無料トライアルから
副業の確定申告は、会計ソフトを使えば驚くほど簡単です。銀行口座とカードを連携させれば、ほとんどの仕訳が自動で完了します。
迷ったらfreeeかマネーフォワード クラウドの無料トライアルを両方試してみてください。実際に触ってみれば、自分に合う方がすぐにわかります。
副業の収入が増えてきたら、開業届を出して青色申告に切り替え、最大65万円の控除を活用しましょう。会計ソフトへの年間1〜2万円の投資で、何倍もの節税効果が得られます。
「確定申告なんて自分には関係ない」と思っている会社員の方こそ、副業で収入が発生し始めたら早めに会計ソフトを導入しておくべきです。確定申告シーズンに慌てて1年分の経費を整理する…という地獄を回避するためにも、日頃からコツコツ記帳する習慣をつけておきましょう。
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